過大評価しすぎだ、やはり、小説を題材にした映画は、ほとんどのものが駄作としか言い様がない。この素肌の涙もその中の典型的な駄作の一つである。小説を題材にえいがを作る時は、もっと慎重になってもらいたいものだ。
いぶし銀のごとき、監督ティム・ロスの手腕は見事の一言。
主題に対しては、志高く、根気強く、真摯。次回監督作も楽しみ。
演技陣は誰も素晴らしいが、分けても、事が露見したあとの
ジェシーのすすり泣き、あれで一体ララ・ベルモンドは新人なのかと
思ったほど。観ていて総毛だった。
個人的には邦題は美しいけど感傷的すぎると思う。この話は
まさに原題どおり、War Zoneな家庭の物語だと思うから。
ジェシーの苦悩、トムの葛藤…心にズシリとくる映画。
ララ=ベルモントのかわいさ&演技にくぎづけになった。
字幕の後のメッセージが印象に残った。