色々な意見があると思いますが、ベトナム戦争映画では最高傑作(少し短いような気もしますが…)部下の叱り方に困っている人はハートマン軍曹の台詞を暗記すればバッチシ!
何か失敗した時も「逃げる奴はべトコンだ!逃げないのは訓練されたべトコンだ!」で乗り切りましょう。
あきれられたら「本当に戦争は地獄だぜ!フッワッハッハー」を忘れずに。
史上最高の戦争映画は間違いない。
何たってキューブリックが作ったのだから。
これほど衝撃的な映画はないでしょう。
キューブリックは本当に映画の作り方がうまい。一人の青年が殺人者となるまでの過程を上手に描いてる。こんな戦争映画はこれしかないから、絶対におくべし。見たひとなら分かると思うけどあの血の出かたはバツ。
これもまたキューブリックの傑作。ただ少し気になることがあります。ブチギレたはずのデブ三等兵はなぜジョーカーを撃たなかったのでしょうか?教官は撃ったのに。ジョーカーが今までいろいろ助けてくれたからでしょうか?多分そんな気がするのですが・・・・・
新兵訓練をうけるうちに壊れてくフルメタル・デブの姿が衝撃的!! 人間達がいとも簡単に殺人兵器に鍛えあげられてく様が妙にリアルで気持ち悪かった!!!! ラストのミッキーマウス・マーチもとても不快で嫌な感じが強く残った!!
戦争の嫌な部分を描いた作品だと思います。見てるほうまで、嫌になるのが難点。(笑)
ベトナム戦争映画は、戦争映画の中でも秀作が多いと思うけど、この映画はただの戦争映画じゃないです。世の中にある嫌な部分が濃縮されているような陰湿さ、人間が壊れていくさま、そして壊れていないはずの人達もまた、壊れているように見える独特の空気。そんな少し異常な世界観がこの映画にはあると思います。スト−リ−にはあえてふれませんが、エンディングの[Rolling stones--painted brack]この曲のイントロが流れてきたときのカッコイイ!!と思う感じ、何かから解放されたような感じ、ぜひ味わってください。
ベトナム戦争映画を語る上で欠くことができない一作。公開当時にロードショウで見たときから私のベストワンのベトナム戦争映画になりました。
前半の新兵訓練所のシーンでは、デブのパイル2等兵役のドノフリオと教官役のアーメイの演技は、強烈なインパクトがあります。
後半のスナイパー狙撃のシーンでは、ようやく倒すことができたスナイパーが少女であることを知って、直前に命を狙われたジョーカーが瀕死の彼女を「放ってはおけない」と主張する場面が印象深いです。傷つけておいて次に助けようとするのはアメリカのやり口ですが、ジョーカーの行動はこれだけでは説明ができません。こんなやつは放っておけばいいというアニマル・マサーの反応のほうが普通でしょう。しかし、「Shoot Me」と懇願する彼女に引き金を引いたジョーカーに対して仲間は「悪逆非道勲章間違いなし」と揶揄します。引き上げる兵隊たちが歌うミッキーマウスのマーチに返って寒々としたものを感じました。アメリカの本質を衝いた名場面といえるでしょう。