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薔薇の名前

THE NAME OF THE ROSE ■フランス・イタリア・西ドイツ ■1986年 ■サスペンス /ドラマ
上映時間:132分
監督:ジャン=ジャック・アノー
製作:ベルント・アイヒンガー
原作:ウンベルト・エーコ
脚本:ジェラール・ブラッシュ他
撮影:トニーノ・デリ・コリ
音楽:ジェイムス・ホーナー
出演: ショーン・コネリー / クリスチャン・スレーター / F・マーリー・エイブラハム
1327年、ヨーロッパは宗教戦争の真っ只中にあった。宗教会議に出席するために北イタリアのベネディクト派修道院を訪れたバスカヴィルのウィリアムと見習い修道士のアドソは、到着するなり院長から殺人事件の解明を依頼される。
平均評価《3件中》★★★★(4/5)
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投稿者/投稿日/採点 コメント
tannji
2002年03月31日(日) 00時55分
★★★★
とにかく修道院の、そのおどろおどろしい外観に圧倒されます。
現代とは遠くかけ離れた場所で繰広げられる、刑事コロンボ張りの推理劇が見物。
うみ
2002年04月11日(木) 23時21分
★★★★
コロンボいうより、金田一だな。
そんでもって耽美的。
きくりん
2003年03月18日(火) 15時04分
★★★★
 この作品の見どころは、ウィリアム修道士が次々と難解な謎を解き明かしていく「謎解き」の部分でしょうが、僕は幾重にも繰り広げられる宗教論争の方が正にこの作品の本質だと思いました。
 事件の核となる事柄は「異端の追求」です。人間の歴史を政治的および分化的な営みとして捉えようとすれば、そのあらゆる相において絶えず「正統」と「異端」の問題が浮かび上がってきます。我々は宗教上の問題として「正統」と「異端」を考えるときも、宗教を政治的−文化的相のもとに捉えない限り、この問題を正しく扱えません。宗教的な異端というものは本来存在しません。意見の相違、解釈の相違があるだけです。ただ、政治的体制と結びついたりして自己完結しようとした時、他の宗派、流派は「異端」となるのです。
 人に救いを差し伸べるものである筈の宗教が、人に恐怖を与えるものに変わってしまう瞬間です。いえ、宗教が恐怖を与えるのではなく、人間が与えるのです。人間の醜さ、汚さ、恐ろしさが宗教論争を通して浮き彫りにされる様は、ただただ圧巻です。
 余談ですが同じくエーコの『フーコーの振り子』も映画化して欲しいですね!


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