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戦艦ポチョムキン (1925)
ドラマ
歴史
86.6pt
86.6pt
Броненосец Потёмкин
2.75
(2人)
帝政に対する不満が頂点に達し、反乱を起こす水兵たち。やがてそれは軍隊による民衆の大虐殺へと発展していく。乳母車が階段を落ちる“オデッサの大虐殺”シーンがあまりにも有名な巨人セルゲイ・M.エイゼンシュテイン監督の大傑作。
キャスト
Grigory Vakulinchuk
Aleksandr Antonov
Commander Golikov
Vladimir Barsky
Chief Officer Giliarovsky
Grigori Aleksandrov
Young Sailor Flogged While Sleeping
Ivan Bobrov
Militant Sailor
Mikhail Gomorov
Petty Officer
Aleksandr Levshin
Woman with Pince-nez
Nina Poltavtseva
Student Agitator
Konstantin Feldman
Odessa Citizen
セルゲイ・エイゼンシュテイン
Recruit
Andrey Fayt
Legless Veteran
Yuriy Korobeynikov
Vladimir Uralsky
スタッフ
監督
セルゲイ・エイゼンシュテイン
脚本
セルゲイ・エイゼンシュテイン
Nina Agadzhanova
レビュー投稿
ニックネーム
レビューコメント
採点
認証
レビュー
愛さん
2003/03/30 12:00
みなきゃよかった
きくりんさん
2003/03/18 14:28
皆さん名前くらいは耳にしているかと思いますが、ロシアのサイレント映画の最高傑作です。
レーニンの厚い保護の元に制作された、民衆にロシア革命の正しさを説くための一種のプロパガンダ映画の要素が多分に含まれてはいますが、黄金分割を用いた構図の緻密さ、ドラマチックなストーリー展開、緩急をつけた映像のリズム、どれをとっても文句の付け所がありません!
なんと言ってもこの作品のクライマックスはあの「オデッサの階段」のシーンでしょう。後々ブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』でもパクられた、赤ん坊を乗せた乳母車が階段を駆け落ちて行く、映画史上最も有名な6分間と言われるシーンですが、ココで使われている「モンタージュ技法」(色々な異なる画面を組み合わせ、一つのシーンを組み立てる技法)は、この作品でエイゼンシュタインが確立したものです。権力の餌食になる女性、子供、老人、不具者などのか弱い人々、最後まで表情を見せない狙撃兵、権力に媚びるように途中から突如現われる剣を持ったコサック兵たち、革命派からの反撃の前に一瞬映し出される吠えるライオンの3ショット等、隠喩に満ちあふれたモンタージュの組み立てのもとに、すべてが意味を持って見るものの感情を高揚ぶらせます。その後の様々な映画の手本となったのはいうまでもありません。
とにかく一度ご覧あれ!この映画の素晴らしさが分かるはずです!