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十二人の怒れる男 (1957)

ドラマ
99.9pt 99.9pt
12 ANGRY MEN

公開日 : 1959/08/01

5 (2人)

既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める……。
レビュー投稿
レビュー
balleさん
2003/08/13 16:36
シドニー・ルメットの名作。リアリズムの手法を用いて、一見どう見ても有罪である事件が無罪になるまでの過程を描く。
ヘンリー・フォンダの名演のほか、リー・J・コッブもまさに適役。若き日のメーティン・バルサムも見物。
maxsatoさん
2003/07/14 22:23
人間ドラマ、密室劇、サスペンス、設定、カット割り、カメラワーク、小道具の使い方、台詞。ありとあらゆる面で、最高傑作といえるのでは? 
1:12の意見が12:0に至るまでのプロセスを飽きずに見させる緊張、興奮、意外性の巧みな使い分けは、神業に等しいと思います。
どちらかというと静かで地味ですが、硬派で重厚な大人の映画、男の映画!(昨今の映画・ドラマの薄っぺらな台詞に飽き飽きしている方にもお奨め!)