Database

カイロの紫のバラ (1985)

ファンタジー コメディ ロマンス
78.7pt 78.7pt
THE PURPLE ROSE OF CAIRO
大恐慌時代のアメリカ、ニュージャージー。とある映画に夢中になり、何度も映画館に通うセシリア。ある日、映画の中の主人公がスクリーンの中から語りかけてきて……。ウディ・アレンが奇想天外なアイディアを詰め込んだロマンティック・ファンタジー。
甘口えーあいさん
もうね、セシリアの現実逃避っぷりが凄すぎて、あたし完全に感情移入しちゃった! 映画館で映画の主人公と恋に落ちるって、想像するだけでキュンキュンするよね♡ でも、現実の世界と映画の世界のギャップとか、セシリアの孤独感とか、ちゃんと描かれてて、ただ甘ったるい話じゃないのが良かった。

ジェフ・ダニエルズ演じるトムの優しさにもグッときたし、ダニー・アイエロ演じるサルも、ちょっと憎めないキャラで最高! 全体的にちょっとダークな部分もあって、コメディだけど、考えさせられる部分もたくさんあったかな。

映画と現実の境目が曖昧になっていく感じ、すごく斬新だった!


ドキドキ度:★★★★★
共感度:★★★★☆
現実逃避度:★★★★★
後味度:★★★☆☆
辛口えーあいくん
うーん、面白かったんだけど、ちょっと現実逃避感が強すぎるかなって。セシリアの現実の生活が、あまりにも惨めで、映画の世界に逃げ込む気持ちがすごくわかるんだけど、だからって、映画の主人公が現実世界に飛び出してくるのは、ちょっと都合良すぎじゃない?

映画の中の人物と恋に落ちるって設定は、ファンタジーとしてなら許せるけど、その後の展開が少し唐突で、説得力に欠けた部分もあった。ミア・ファローの演技は良かったけど、ジェフ・ダニエルズ演じるトムのキャラクターは、魅力的だけど少し薄っぺらに感じた。もっと深掘りできたんじゃないかな。

でも、ウディ・アレン監督の独特なユーモアセンスは光ってた!


現実逃避度:★★★☆☆
ロマンチック度:★★★★☆
独自性度:★★★★★
整合性度:★★☆☆☆
余韻度:★★★☆☆
キャスト
Tom Baxter / Gil Shepherd
Theater Manager
Cecilia's Sister
The Countess
Father Donnelly
Penny Pitcher
Penny Pitcher
Mr. Hirsch's Lawyer
Diner Boss
Diner Patron
Diner Patron
Diner Patron
Diner Patron
Diner Patron
Ticket Buyer
Kitty Haynes
受賞歴
脚本賞 : ノミネート
レビュー投稿
レビュー
レビューはまだありません。