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ことの終わり (1999)

ドラマ ロマンス
35.0pt 35.0pt
THE END OF THE AFFAIR

3.25 (2人)

1940年代のロンドンを舞台に、美しい人妻との恋に溺れる作家。だが突然の空襲が、2人の関係に変化をもたらしていき……。グレアム・グリーンの原作を映像化した異色のロマンス
キャスト
Maurice Bendrix
Mr. Savage
Father Richard Smythe
Miss Smythe
Waiter
Henry's Maid
Chief Warden
Chief Engineer
受賞歴
主演女優賞 : ノミネート  /  ジュリアン・ムーア
撮影賞 : ノミネート
レビュー投稿
レビュー
T.Gilliamさん
2002/03/13 16:28
ニール・ジョーダン監督の評価は分かれるかもしれませんが、『クライング・ゲーム』『マイケル・コリンズ』『ブッチャーボーイ』など特にアイルランドに関わるものは、強く印象に残っています。

この作品は自伝的要素が強いといわれているグレアム・グリーンの小説を原作としており、舞台もロンドンなので、ほかの作品とは違った印象です。↑「サラが小説家に何故惹かれていったのか、そこがちょっと・・・」との感想ごもっともですが、原作がそうなら仕方ないのではないでしょうか。自身小説家でもあるジョーダン監督はグリーンに共感するものを感じたのでしょうね。

むしろ、「全体を官能的な幽霊譚にしたかった」というジョーダンの意図が成功しているかどうかが評価の分かれ道でしょう。そういう意味では、<あの>誓いを立てたときからサラは取り憑かれ呪われるわけで、そこそこ成功していると思います。

爆撃で荒廃したロンドン市街をセットで忠実に再現するなど、監督の意気込みも感じられます(やや空振りかもしれませんが)。

映画全体の成否はともかく、ジョーダン作品常連のスティーブン・レイがこれまでどおり好演している点がよかったです。
るるさん
2002/01/17 16:19
一言で言えば、不倫だけれども、人を愛するってこういう事なのかもと考えさせられました。ただ、サラが小説家に何故惹かれていったのか、そこがちょっと・・・。彼のどこが好きなのかもイマイチよくわからなかったし。
でも、彼女の中の強さ、弱さが、同じ女性として、とても共感できました。