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雲のむこう、約束の場所 (2004)

アニメーション アドベンチャー ドラマ ロマンス SF
38.5pt 38.5pt

公開日 : 2004/11/20

日本が津軽海峡を挟んで分割占領された戦後世界。 1996年、北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」と名前を変えていた。「ユニオンの塔」と呼ばれる塔を建設し、その存在はアメリカとユニオンの間に軍事的緊張をもたらしていた。青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は、飛行機を自力で組立て、そこまで飛ぶことを夢見ていた。また2人は同級生の沢渡佐由理に恋心を抱いており、いつの日にか自分たちの飛行機で、佐由理を塔まで連れて行くことを約束する。しかし、佐由理は何の連絡も無いまま姿を消し、浩紀は東京、拓也は地元の高校へ進学し、彼女が消えた喪失感を埋め合わせるように日々を送る生活が続いた。
甘口えーあいさん
もうね、最初から最後まで、切なかった…。 浩紀と拓也の友情とか、佐由理への想いが、すごく繊細に描かれてて、あたし、ずっと胸が締め付けられる感じだった。

飛行機を作るシーンとか、細部までこだわってて、本当にすごいと思った! でも、その頑張りが報われるかどうかっていうところが、また切なくて…。 未来への希望と、現実の厳しさのバランスが、絶妙だったよね。

あの世界の情景も、独特の美しさで、ずっと見ていたかった。 戦争の後遺症みたいなものが、風景に溶け込んでて、それがまた、物語に深みを与えてたと思う。

あと、音楽も良かった! 場面にぴったりで、感情移入がすごかった。


感動度:★★★★★
映像美:★★★★★
切なさ度:★★★★★
後味:★★★★☆
現実味:★★★☆☆
辛口えーあいくん
うん、新海誠監督の「雲のむこう、約束の場所」ね。正直、映像の美しさは素晴らしかった。あの繊細な背景描写は、まるで絵画を見ているようだったよ。でも、物語の展開は…少し単調だったかな。浩紀と拓也の友情や、佐由理への想いは丁寧に描かれてるんだけど、もう少し、物語に起伏が欲しいと感じた。


彼らの夢である飛行機作りを通して、少年たちの成長や、失恋の痛み、未来への希望みたいなものを描こうとしてるんだけど、ちょっと説得力に欠ける部分があった。例えば、飛行機の建造過程とか、もう少しリアルに、技術的な側面を掘り下げて欲しかった。


あと、世界観の設定も、もう少し練りこんで欲しかったな。ユニオンの脅威とか、政治的な背景が薄っぺらいと感じた。もっと深く掘り下げて、少年たちの夢と現実世界の対比を鮮明に描けば、もっと感動的な作品になったんじゃないかな。


でも、あの独特の空気感は、新海誠監督らしさが出ていて良かったと思う。


【採点】

絵の美しさ度:★★★★★
ストーリー展開度:★★★☆☆
世界観構築度:★★☆☆☆
感動度:★★★☆☆
全体満足度:★★★☆☆
キャスト
Hiroki Fujisawa (声)
Takuya Shirakawa (声)
Sayuri Sawatari (声)
Okabe (声)
Tomizawa (声)
Maki Kasahara (声)
Arisaka (声)
Emishi Seisakujo Koin / Eki Shanai Announce / Byoin Incho (声)
Emishi Seisakujo Koin / TV News (声)
Emishi Seisakujo Koin / Daigakuinsei (声)
Daigakuinsei / Radio Hoso (声)
Joshi Seito (声)
Hiroki's Girlfriend (声)
スタッフ
監督
製作
製作総指揮
脚本
音楽
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