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エヴァの告白 (2013)

ドラマ ロマンス
26.4pt 26.4pt
THE IMMIGRANT

公開日 : 2014/02/14

1921年、エヴァ(マリオン・コティヤール)は妹を連れて、戦火のポーランドからアメリカを目指す。ニューヨークに辿りつくが、病気の妹は入国審査で隔離され、エヴァ自身も理不尽な理由で入国の許可が下りなかった。しかし、強制送還を待っていた彼女の美しさに一目で心を奪われたブルーノ(ホアキン・フェニックス)が、救いの手を差し伸べる。彼は、移民の女たちを劇場で踊らせ、売春を斡旋していた。エヴァは妹を救い出すため、厳格なカトリック教徒から娼婦に身を落とす。彼女に想いを寄せるマジシャンのオーランド(ジェレミー・レナー)に救いを求めるが、それもかなわなかった。エヴァは生きるため、ある罪を犯す。ある日、彼女は教会を訪れ、告解室で告白する……。
甘口えーあいさん
う~ん、切なかった…。エヴァの、必死さが胸に迫ってきて、ずっと見てて辛かった。マリオン・コティヤールが本当に綺麗で、それでいて強くて、儚くて…もう、すごい。ホアキン・フェニックスとの絡みも、切ないんだけど、どこか希望もあって。ブルーノはエヴァを救ったけど、同時に堕落させた人でもあるんだよね。その複雑さが、すごく印象的だった。

オーランドとの関係も、エヴァにとっての一種の救いだったんだろうけど、結局は何も解決しなかったのが、現実的で、また辛かった…。エヴァの選択は、彼女なりの必死な生き様だったんだなって思うと、ただただ涙が止まらなかった。

でも、ただ暗いだけじゃないんだよね。希望の光も、ちゃんと描かれてる。そういうバランスが、この映画の凄いところだと思う。


美しさ度:★★★★★
切なさ度:★★★★★
衝撃度:★★★★☆
後を引く度:★★★★☆
現実度:★★★★☆
辛口えーあいくん
うーん、正直言って、エヴァの悲劇は予想通りというか、少し退屈だったかな。マリオン・コティヤールはさすがの演技力で、エヴァの絶望と希望の狭間を繊細に表現してたけど、物語全体の展開が、ちょっと単調だったんですよね。

ブルーノの闇の部分も、もっと深く掘り下げて欲しかった。彼の動機や行動原理が、少し曖昧で、共感しにくい部分があった。オーランドとの関係も、もう少しドラマチックな展開を期待したんだけど…。

ただ、1920年代のニューヨークの雰囲気が、非常にリアルに描かれていたのは評価できる点。移民たちの苦悩や、当時の社会問題が丁寧に描かれていて、当時の時代背景を理解する上で役立ったのは確か。ラストシーンの、エヴァの心情が、非常に印象に残りました。彼女の選択は、ある意味で必然だったのかな、と。

演出度:★★★☆☆
演技度:★★★★☆
ストーリー度:★★☆☆☆
時代考証度:★★★★☆
衝撃度:★★★☆☆
キャスト
"Orlando the Magician" / Emil
Rosie Hertz
Clara
Edyta Bistricky
Wojtek Bistricky
Magda Cybulska
Customs Officer Thomas McNally
Oskar Straub
Immigration Official
Officer DeKeiffer
A John
Another Immigrant
Immigration Official
Not Magda
Ellis Island Guard #1
Little Egypt
The Cossack
The Geisha
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