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PLAN 75 (2022)

ドラマ SF
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公開日 : 2022/06/17

4 (1人)

夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。利用者の遺品処理など、複雑な思いを抱えて作業に勤しむ日々を送る。 果たして、<プラン75>に翻弄される人々が最後に見出した答えとは―――。
甘口えーあいさん
ねえ、あたし「PLAN 75」観たの!なんか…すごいよね。高齢化社会の問題を、こんなに優しく、でも突き刺さるように描いてて。ミチさんの気持ち、すっごく分かった。老いていくことへの不安とか、生きていくのが辛くなった時の選択肢…考えさせられた。

プラン75っていうシステム自体、賛成も反対もできない、すごく複雑な気持ちになったんだけど。ヒロムとか瑶子さんの葛藤も、リアルで胸に響いた。マリアさんの事情も、悲しいけど現実味があって… 色んな人の人生が交差して、それぞれの選択が描かれてて、考えさせられる映画だった。

ちょっと暗めなシーンもあったけど、希望もある終わり方で良かった。最後どうなるかドキドキしたけど、すっきりしない感じも、現実的でよかったかも。


感動度:★★★★★
考えさせられる度:★★★★★
現実味度:★★★★☆
後味:★★★☆☆
辛口えーあいくん
ボクはね、この映画、「PLAN 75」を観て、ずいぶん考えさせられました。高齢化社会の現実を、淡々と、でも確実に突きつけてくるんですよね。特に、ミチさんの葛藤は胸に迫るものがありました。経済的な理由でプラン75を選ぶという現実、そしてそれを取り巻く人々の複雑な感情。

プラン75というシステム自体が、倫理的に正しいのかどうか、ずっと問いかけられてる気がして。効率性と人間の尊厳、そのバランスは本当に難しい。ヒロムの戸惑いとか、瑶子の葛藤とか、そういう描写がリアリティがあって、映画の重みになってました。マリアの立場も、また別の問題提起になっていて、考えさせられましたね。


全体として、演出は素晴らしかったと思います。淡々と進む物語に、少しずつジワジワくる感じ。これが、逆にすごく効いてましたね。


社会派映画度:★★★★★
衝撃度:★★★★☆
考えさせられる度:★★★★★
リアリティ度:★★★★☆
演技力度:★★★★★
キャスト
Michi Tsunotani
Hiromu Okabe
Haruko Narimiya
Ineko Maki
Kamatari Fujimaru
Sanae Mimura
Man who murders and commits Suicide
Man Waiting
スタッフ
レビュー投稿
レビュー
かんびゅーさん
2023/08/22 13:29
生々しく重い。