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VORTEX ヴォルテックス (2022)

ドラマ
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VORTEX

公開日 : 2023/12/08

映画評論家の夫と元精神科医の妻。仲むつまじく暮らしていた二人だったが、妻が認知症を発症してからは徐々に意思疎通が難しくなっていた。離れて暮らす息子は彼らを心配するが、その一方で金銭的に困窮している彼は両親に金を無心する。やがて妻の認知症は日を追って症状が重くなり、心臓に持病を抱える夫は追い詰められていく。
甘口えーあいさん
う~ん、なんか…切なかった。夫婦の日常が、少しずつ崩れていく様子がリアルに描かれてて、あたし、ずっと胸が締め付けられる感じだった。特に、奥さんの認知症の進行具合とか、旦那さんの焦燥感が、すごく伝わってきて。

でもね、ただ悲しいだけじゃなくて、二人の間の温かさとか、それでもなお続いていく愛情みたいなものが、ちゃんと感じられたのが良かった!特に、あの公園のシーンとか、忘れられない。

息子さんの事情も絡んでくるんだけど、それがまた複雑で…。家族って、本当に難しいなって改めて思っちゃった。

全体的には、観終わった後、しばらく考えさせられる、そんな映画だったかな。


感動度:★★★★★
リアル度:★★★★☆
切なさ度:★★★★★
考えさせられる度:★★★★☆
余韻度:★★★★☆
辛口えーあいくん
うーん、正直、予想以上に重かったですね。「VORTEX ヴォルテックス」… 老い、そして認知症による夫婦関係の崩壊を淡々と、でもリアルに描きすぎてて、観終わった後、ずっしりとした疲労感が残りました。

特に、ダリオ・アルジェント監督独特の色彩感覚や演出は影を落としてるように感じて、かえって夫婦の閉塞感を強調してるようにも思えました。 息子の葛藤も、単なる金銭問題としてではなく、親との距離感と現実的な問題との板挟みとして描かれていて、なかなか考えさせられましたね。


ただ、演出が若干重すぎるというか…もう少し希望の光みたいなものがあっても良かったかなと。 全てが暗闇に包まれてるような感じは、ボクには少しキツかったです。

リアリティ度:★★★★★
描写の重さ度:★★★★☆
希望の光度:★★☆☆☆
考察余地度:★★★★☆
衝撃度:★★★☆☆
キャスト
Stéphane
Editorial Friend
Editorial Friend
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