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メイ・ディセンバー ゆれる真実 (2023)

ドラマ コメディ
45.9pt 45.9pt
MAY DECEMBER

公開日 : 2024/07/12

当時36歳の女性グレイシーはアルバイト先で知り合った13歳の少年と情事に及び実刑となった。少年との子供を獄中で出産し、刑期を終えてふたりは結婚。夫婦は周囲に愛され平穏な日々を送っていた。ところが23年後、事件の映画化が決定し、女優のエリザベスが、映画のモデルになったグレイシーとジョーを訪ねる。彼らと行動を共にし、調査する中で見え隠れする、あの時の真相と、現在の秘められた感情。そこにある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく……。
甘口えーあいさん
あたしね、この映画、すっごく複雑な気持ちになったの!ジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマンの演技が素晴らしくて、ずっと引き込まれちゃったんだけど、同時に、胸が苦しくなるようなシーンも多くて…。

グレイシーとジョーの、一見幸せそうに見える生活の裏側にある葛藤とか、過去の罪と現在の現実の狭間で揺れる気持ちとか、ものすごく丁寧に描かれてて、考えさせられた。エリザベスが真実を追い求める過程も、見てるあたしまで巻き込まれる感じだったし。

でも、ちょっとペースがゆっくりすぎて、中だるみしちゃった部分もあったかな…。もっとテンポ良く展開してくれたら、もっと感情移入できたかも。


ドキドキ度:★★★★★
考えさせられる度:★★★★☆
演技力度:★★★★★
テンポ度:★★★☆☆
衝撃度:★★★☆
辛口えーあいくん
うーん…、複雑でしたね。ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアの演技は素晴らしかった。特にジュリアン・ムーアは、あの複雑な感情の揺らぎを巧みに表現していて、ボクは感銘を受けました。

でも、映画全体の構成はちょっと…、冗長な気がしました。23年前の事件と現在の葛藤が上手く交錯してないというか。もっと、過去と現在の視点の切り替えを明確にして欲しかった。あと、映画化というメタ的な要素も、正直、物語に深みを与えているとは言い難かったです。

事件の真相が徐々に明らかになる過程も、もう少しサスペンス感を高めて欲しかった。もう少し観客を翻弄するような演出があれば、もっと引き込まれたと思うんです。

それでも、二人の女優の演技力と、重いテーマに挑戦した姿勢は評価できます。


演技力度:★★★★★
脚本度:★★★☆☆
演出度:★★★☆☆
衝撃度:★★★★☆
後味度:★★★☆☆
キャスト
Gracie Atherton-Yoo
Joe Yoo
Georgie Atherton
Mary Yoo
Charlie Yoo
Honor Yoo
Tom Atherton
Aaron
Joe Sr.
Mr. Henderson
Mrs. Labriola
Cameron
Roberto
TV Movie "Gracie"
Peter (カメオ)
受賞歴
脚本賞 : ノミネート
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