壮絶ガン・ファイトの後の、酒飲みながら「撃ち合いの時いつも運がいい」って言うシーンの静かな間が、巨匠。
すごくいい感じ、渋すぎて、一般受けしなさそうな所が(地味すぎて)いい。
日本で言えば、仇打ちでしょうか。どこの世界にも許されざる者はいます。
許されざる者という、タイトルがいいですね。
西部劇の最後の傑作。 やたらとドカドカ撃ちまくらずに、最後の数分で酒場を一瞬にして地獄におとしめるあのカタルシス!!
あの濃密な数分間は凄い。それもそこに至る過程があってこそだが。
ちなみに、エンディングテーマはイーストウッド自身の手によるもの。
西部劇が少なくなった中での作品としては評価するけど
昔の作品の方が楽しめたのはなぜだろう?
今思えばほとんどワンパターンに近かった気もするけど
面白かった。特にシリーズもの。
最後のナレーションは必要?
男ども渋すぎる。
この映画からまた西部劇が流行ったってのも分かる気がする。でもどのフォロワーもこれを越えられていない。
中学の時みたときは意味わかんなかった。画面が暗くてよく何やってるかわかんなかったし、アクションも迫力のあるものはなかった。しかし時がたちいまならわかる。この映画のドス黒いほどの深い真の輝きを!こんな今、日本人にこそみてほしい。自分、そして社会の善と悪とは何か?
この映画に一票も投票がないというのも、少し寂しいです。西部劇の最高傑作ではないでしょうか。イーストウッドが本当に渋かった。アカデミー賞の作品賞をとる作品って、なんだかんだ、ハズレがないと思うんですけど。