映画自体はあまり面白くないけど、マイケルゴ−ルジアンがうち的にけっこう好きだったよ-な・・・♪
一言で言えば「なんじゃこりゃ?」という作品。普通に見てしまうと単なる駄作。でも、見方を変えて、「トンデモ本の世界」の視点と導入すると、ツッコミ所満載の爆笑の怪作となる。
殺し屋のおマヌケな行動、雇い主との緊張感の無い会話、主人公の「10歳の子供にそれは無理だろう」のアクションの数々。「犯罪都市アムステルダムでは何でも起こり得ます」てなノリのテキトーな設定とそれを補おうとして補いきれない説明的セリフ。しかも、子供が口を利けない事をやたら強調する割に、それを全然生かしきれてない。もう、何で思い切ってコメディにしちゃわなかったのか不思議でしょうがない。
シリアスな作品としてマジメに見ていくと、笑いとか呆れとかを通り越して、怒りが込み上げてきちゃうので、これはツッコミ入れて笑う作品だと充分に思い知らされた頃、クライマックスが訪れる。それも、何の必然性も無い…(ひ・み・つ)。そこでインテリなお父さんはダイハードな男に大変身!!ダダッと駆け出して行って、物凄いパワーと根性と怒涛のアクションの連続で犯人を追い詰める。よくぞやってくれました。大爆笑で拍手喝采!!という感じ。
どこかに「ホームアローンとダイハードを併せたような作品」と紹介してあったけど、こういう意味だったのね…(笑)。他に持ち上げ様が無いもんなぁ。まあ、アムステルダムの風景を楽しむ映画っていう評もあったけどね、そんなでは言い尽くせないよなぁ。
星の数は普通の作品として見た場合を想定したものだから、あまり気にしないで戴きたい。とにかく爆笑の怪作。変な物が好きな人には是非お奨めの逸品。ビデオが出たら是非見てみて!