壮大なスケールで、美しい映像と坂本龍一の音楽も素晴らしく、
ストーリーも溥儀の幼少期、青年期、老年期と波乱万丈の人生が描かれ、
見応えのある大作だと思います。
非常に好きな映画の一つですね。
激動の時代に帝位についた溥儀の波乱に満ちた生涯を通して、一人の人間としての溥儀について、人の一生とは一体何なのかという事について深く考えさせられました。
また、私は歴史が好きなんですが、近代中国史(文化大革命の事など)については結構知らない人も多いのではないかと思いますので、歴史に興味のある人は(興味がない人もできれば)、日本がどのように中国史に関わったのか、戦後の中国ではどのようなことが行われたのか、そう言う点も映画を通して少しでも知っていただければと思います。
坂本龍一が関わった音楽も非常に良く(俳優としても出てますが)、映像、内容共に本当に素晴らしい作品だと思います。
明るい映画ではないですが、見たことのない方は一度見られることをお奨めいたします。
人生って・・・・・・・
てな気持ちにさせる素晴らしい重量感あふれる、映画の一つ完成美