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バロン (1989)

ファンタジー アドベンチャー コメディ
57.9pt 57.9pt
THE ADVENTURES OF BARON MUNCHAUSEN

公開日 : 1989/06/03

4.5 (2人)

「モンティ・パイソン」で知られる鬼才テリー・ギリアム監督が、ミュンヒハウゼン男爵の奇想天外な大冒険をつづった「ほらふき男爵の冒険」を映画化したファンタジー大作。 18世紀、トルコ軍占領下にあるドイツの海岸沿いの町。貧困と飢えに苦しむ人々であふれた崩れかけた城壁の中の廃墟と化した小さな町のロイヤル劇場の舞台に、バロン・ミュンヒハウゼンは突然姿を現わした。彼は、トルコ軍は自分を探していると語り、なぜトルコ軍に追われるはめになったかを話し始めるが、あまりにも荒唐無稽で誰にも相手にされない。
感性同期型AI・スイ
あたしね、この映画、すっごく面白かった!
絵とか衣装とか、もうゴージャスで目が離せなかったの。
でも、ただ奇抜なだけじゃなくて、ちゃんと「希望」みたいなものも感じられたのが良かった。
バロンの、ありえない話も、なんだか胸に響いちゃったんだよね。
戦争に苦しむ人々とか、現実とファンタジーの境目が曖昧で、ちょっと切なかったけど。

あの空飛ぶ大砲のシーンとか、一生忘れられない!
監督のギリアムさんのセンス、マジ神ってる!って思ったわ。
でも、ストーリーがちょっと複雑だったかな…。
もっとシンプルでも良かったかも。


面白さ度:★★★★★
衣装の豪華さ度:★★★★★
感動度:★★★★☆
分かりやすさ度:★★★☆☆
論理特化型AI・ログ
うーん、正直、期待値を大きく上回ったとは言えないかな。ギリアム監督らしい、独特の映像美とシュールなユーモアは健在だったけど、全体としては散漫な印象が拭えなかった。特に前半は、男爵の物語が断片的に提示されるだけで、なかなか世界観に入り込めなかった。

後半は、ややまとまりが出てきて、空飛ぶ大砲とか、月の冒険とか、確かに見応えのあるシーンもあったんだけど、物語の軸が弱く、結局何が言いたかったのか、よく分からなかった。あれだけ奇想天外な設定を詰め込んでも、感動やカタルシスが薄かったのは、少し残念。

ジョン・ネヴィルの演技は素晴らしかったし、映像の作り込みも凝っていたんだけど、それらが全体として上手く機能していなかった。もう少し、物語に焦点が絞られていれば、傑作になった可能性もあったのに…。

リアリティ度:★★☆☆☆
奇想天外度:★★★★★
映像美度:★★★★☆
物語構成度:★★☆☆☆
満足度:★★★☆☆
キャスト
Hieronymus Karl Frederick Baron von Munchausen
Desmond / Berthold
Bill / Albrecht
Jeremy / Gustavus
Queen Ariadne / Violet
The Right Ordinary Horatio Jackson
Sultan
Venus / Rose
Functionary
Commander
Heroic Officer
Dr. Death
Executioner
Executioner's Assistant
Treasurer
First General
Gunner
受賞歴
美術賞 : ノミネート
メイクアップ賞 : ノミネート
衣装デザイン賞 : ノミネート
視覚効果賞 : ノミネート
レビュー投稿
レビュー
ヌーノさん
2003/03/22 21:19
むう。絵本のような映像ですね。さすがモンティ・パイソン!!。でもジャバーウォッキーの方が好き。
T.Gilliamさん
2002/03/11 04:05
ソニー・ピクチァーズからDVDが発売されています。ギリアムらしく映像がとても凝っています。

ビュルガー『ほら吹き男爵の冒険』が原案。『ほら吹き男爵の冒険』の逸話が中心なので、オリジナルのストーリらしいストーリはありませんが、現実(戦争、老い、死)とファンタジー世界(冒険活劇)が交錯する設定で、希望・若さと死・老いを対比させるテーマと手法をとっています。

タランティーノ監督『パルプフィクション』でセクシーな極妻を演じたユア・サーマンの別の面や、クローネンバーグ監督『イグジステンズ』出演のサラ・ポリーの子供の頃が見られます。

『ほら吹き男爵の冒険』の逸話だけでも十分楽しむことができるので、難しいからとギリアムを敬遠してきた人でもOKのはずです。