私はこの作品を絶賛します。ここまでいけばこのバイオレンス描写は芸術です。まさにバーホーベン印。彼のそのバイオレンスさは他のどの監督の物とも違います。武でもスコセッシでもスピルバーグでも、リドリースコッコトでもタランティーノ的でもない!!
意味、わかりますよね。?
バーホーベンの描く暴力はどこか常識では思いもつかないパワーにみちあふれています。それはまさに彼の生い立ち、育ってきた環境により内発されてきた、暴力を皮肉る見方。
本来、人間にとって、最も根源的な恐怖である暴力。しかし、あまりにそれが日常的になりすぎると、それはナンセンスの極みになるのだということを彼は自身の体験を通して描いてしまうのだろう
このロボコップは低予算の映画だったらしいが、むしろそのB級感覚が、バーホーベンのキワモノ感覚と見事に融合したきわめて好運な傑作だ
こういう系の映画はあまり好きじゃないですが、ストーリー的にはなかなかおもしろいです。
暴力描写がかなり過激だけど、筋などは通ってて良かったと思う。
ロボコップは汚職警官の多い今の世の中で居て欲しい存在でもあります。