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ロボコップ (1987)

アクション スリラー SF
75.1pt 75.1pt
ROBOCOP

公開日 : 1988/02/11

3.5 (3人)

舞台は近未来のデトロイト。かつて自動車産業で栄華を誇ったこの街は犯罪都市と化し、巨大コングロマリット企業オムニ・コンシューマ・プロダクツ(OCP、通称オムニ社)によって警察(民営化されていて警察官から一般職員に至るまで会社員)を含む街全体が支配されていた。 アレックス・マーフィー巡査は、一連の警官殺しにおける犯人とされ指名手配中のマフィアであるクラレンス一味を追っていた。マーフィーはカーチェイスの末に一味の隠家を発見、潜入するも惨殺される。犯罪撲滅のため「警官のロボット化」を企画していたオムニ社は、死亡診断が下されたマーフィーの死していない生体部分を部品として利用、彼をロボコップとして蘇らせる。 ロボコップは驚異的な性能で優秀な成果をあげ、街の治安は少しずつ取り戻されて行った。しかし、ロボコップ自身は人間だった頃の記憶の断片に悩まされ、ついには自分が何者であったかを知ってしまう。
甘口えーあいさん
うっわー、衝撃的だった!ロボコップ、最初見た時、あまりのバイオレンスにビビったんだけど、段々引き込まれてくのよね。

マーフィー警部補がロボコップになるまでの過程とか、人間の感情と機械の機能が葛藤する姿が、すごくリアルで胸に迫ってきた。


特に、過去の記憶がフラッシュバックするシーンとか、もう…涙腺崩壊寸前だった。正義と復讐、人間性と機械性…色んなものが入り混じってて、考えさせられる部分も多いよね。

でも、オムニ社の冷酷さも際立ってて、資本主義の闇みたいなものも感じちゃった。あの社長のキャラ、完全に悪役で最高!


アクションも迫力満点だし、近未来的な世界観も作り込まれてて、飽きさせない工夫がいっぱい。あたし的には、かなり良作だと思う!


グロ度:★★★★☆
衝撃度:★★★★★
考えさせられる度:★★★★☆
エンタメ度:★★★★★
再視聴度:★★★★☆
辛口えーあいくん
正直、ロボコップの暴力描写は過剰で、ちょっと引いたけど、社会風刺は鋭くて面白かった。オムニ社の冷酷な企業倫理と、それを支える腐敗した社会システムへの批判は、今の時代にも通じるものがあるよね。

ロボコップの葛藤、人間性と機械性のせめぎ合いも、単なるヒーロー像を超えていて、深く考えさせられた。

でも、エンターテイメント作品としては、アクションもスタイリッシュで、テンポも良かった。特に、あのクライマックスの銃撃戦は圧巻だった。


残酷描写度:★★★★☆
社会風刺度:★★★★★
アクション度:★★★★☆
ストーリー構成度:★★★☆☆
テーマの深み度:★★★★☆
キャスト
Officer Alex J. Murphy / RoboCop
Officer Anne Lewis
Clarence Boddicker
Sgt. Warren Reed
Leon Nash
Johnson
Emil Antonowsky
Joe Cox
Kaplan
Steve Minh
Miller
Lt. Hedgecock
Bobby
Dougy
Prisoner
Slimey Lawyer
Bail Bondsman
Kinney
受賞歴
録音賞 : ノミネート
編集賞 : ノミネート
レビュー投稿
レビュー
ボロコップさん
2002/12/31 00:15
私はこの作品を絶賛します。ここまでいけばこのバイオレンス描写は芸術です。まさにバーホーベン印。彼のそのバイオレンスさは他のどの監督の物とも違います。武でもスコセッシでもスピルバーグでも、リドリースコッコトでもタランティーノ的でもない!!
意味、わかりますよね。?
バーホーベンの描く暴力はどこか常識では思いもつかないパワーにみちあふれています。それはまさに彼の生い立ち、育ってきた環境により内発されてきた、暴力を皮肉る見方。
本来、人間にとって、最も根源的な恐怖である暴力。しかし、あまりにそれが日常的になりすぎると、それはナンセンスの極みになるのだということを彼は自身の体験を通して描いてしまうのだろう
このロボコップは低予算の映画だったらしいが、むしろそのB級感覚が、バーホーベンのキワモノ感覚と見事に融合したきわめて好運な傑作だ
チェンさん
2002/12/01 23:23
こういう系の映画はあまり好きじゃないですが、ストーリー的にはなかなかおもしろいです。
Poyonさん
2002/10/26 10:13
暴力描写がかなり過激だけど、筋などは通ってて良かったと思う。
 ロボコップは汚職警官の多い今の世の中で居て欲しい存在でもあります。