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『プライベート・ウォー』邦題&公開決定
2019/05/29
世界中の戦地に赴き、レバノン内戦や湾岸戦争、チェチェン紛争、東ティモール紛争
などを取材してきた女性戦場記者、メリー・コルヴィン。2001年のスリランカ内戦取
材中に左目を失明、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも、黒の眼帯を
トレードマークに世間の関心を紛争地帯に向けようと努めた“生きる伝説”は、2012
年、シリアで受けた砲撃で命を落とした――。 真実を伝える恐れ知らずのジャーナ
リストとして戦地を駆け抜け、女性としての豊かな感性で生き抜いた彼女の知られざ
る半生が今、語られる。

戦場記者を天職と考え、黒い眼帯姿も特徴的な反逆精神溢れるメリー・コルヴィンを
全身全霊で演じるのは、ロザムンド・パイク。2018年のゴールデングローブ賞ドラマ
部門で主演女優賞にノミネートされ、オスカー候補にもなった『ゴーン・ガール』に
続く彼女の代表作がここに誕生した。さらに『フィフティ・シェイズ・オブ・グレ
イ』のジェイミー・ドーナン、『ボヘミアン・ラプソディ』のトム・ホランダー、
『プラダを着た悪魔』『ラブリー・ボーン』のスタンリー・トゥッチといった実力派
俳優たちが、仕事やプライベートで彼女を支えてきた男たちを演じ、脇を固める。

 『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のアラッシュ・アメルによる脚本を映
画化したのは、オスカー候補にもなった『カルテル・ランド』や『ラッカは静かに虐
殺されている』など、これまで骨太なドキュメンタリーを手掛けてきたマシュー・ハ
イネマン監督。 初の劇映画作品となる本作でも、単なる伝記ドラマとして描くので
はなく、戦場に魅了されてしまった女性の苦悩や葛藤、恐怖などを、クエンティン・
タランティーノ作品でおなじみの撮影監督ロバート・リチャードソンが手掛けるリア
ルな描写とともに見事に描き切っている。さらに名女優シャーリーズ・セロンがプロ
デューサーとして参加。また、エンドロールを飾るのは、強く逞しく美しいメリーの
生き様に心動かされた元ユーリズミックスのアニー・レノックスが8年ぶりに手掛け
た新曲「Requiem for a Private War」。2018年ゴールデングローブ賞主題歌賞候補
となった彼女の歌声は、壮絶かつ感動的な物語やメリーのメッセージとともに観る者
の心を突き刺すことだろう。