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『冬時間のパリ』本編映像初解禁
2019年12月13日
敏腕編集者のアラン(ギョーム・カネ)は電子書籍ブームが押し寄せる中、なんとか時代に順応しようと努力していた。そんな中、作家で友人のレオナール(ヴァンサン・マケーニュ)から、不倫をテーマにした新作の相談を受ける。内心、彼の作風を古臭いと感じているアランだが、女優の妻・セレナの意見は正反対だった。そもそも最近二人の仲は上手くいっていない。アランは年下のデジタル担当と不倫中で、セレナの方もレオナールの妻で政治家秘書のヴァレリーには内緒で彼と秘密の関係を結んでいる。時の流れと共に、変わりゆくもの、変わらないもの――それは何?
本作はウッディ・アレン作品を思わせる洒脱なラブストーリーで、オリヴィエ・アサイヤス監督の新境地ともいえる作品。魅力的な冬のパリを背景に、迷える二組の夫婦の愛の行方と紙からデジタルへと移り行く出版業界の今を巧みに共鳴させつつ、洗練された会話とユーモアで活写していく。
出演は、先ごろ発表された第32回ヨーロッパ映画賞にて名誉賞にあたる国際的貢献賞を受賞し、まさにキャリアの円熟期を迎える大女優ジュリエット・ビノシュや、監督としても活躍するギョーム・カネ、ポスト・ジェラール・ドパルデューと称される『女っ気なし』のヴァンサン・マケーニュ、人気コメディエンヌのノラ・ハムザウィ、そして『木と市長と文化会館』で主演を務めたパスカル・グレゴリーが、思わずニヤリとさせられる役どころで出演する。
この度、解禁する本編映像はジュリエット・ビノシュ演じる女優のセレナが、自分と作家アランとの不倫が書かれた小説「終止符」のオーディオ・ブックの声の出演を“ジュリエット・ビノシュ”にお願いをするというコミカルなシーン。
女優と編集者、作家と秘書。愛に迷う二組の夫婦が休暇で訪れたスペインのマヨルカ島で、彼らは人生や愛、仕事についてとめどなく語り合う。ワインを飲み、食事を共にしながら、彼らは互いを理解していく…。セレナの夫で編集者のアランが、レオナールの「終止符」の売れ行きが良く、オーディオ・ブックの制作を女優の“ジュリエット・ビノシュ”の声で検討していると切り出すと、レオナールも彼の意見に賛同する。そこで彼らは女優のセレナに、知り合いであるビノシュへの依頼をお願いする。セレナは「彼女はいい人よ。でも直通の番号は教えられない。エージェントの番号なら…」と困った様子で話す。ビノシュの役どころはTVドラマシリーズで人気者になったが、同じ役を演じ続けることに飽き飽きしている女優のセレナ。セルフパロディと遊び心に溢れるシーンを、ビノシュは軽やかにキュートに演じている。