緊迫するシーンが何度かあり、そこそこのインパクトもあり
「ヒーロー」になぜか恋したヒロインもいた。
そこそこ楽しめたが、主役級俳優達だけで盛り上がっている
映画と感じた。ジュード・ロウとエド・ハリスを抱えていれば
当たり前か・・・。
最高!ジ゛ュード・ロウとエド・ハリスの目対決がみもの!心に残る作品です
一人の兵士を主人公にした映画としては、先ず合格点だと思います。
ソ連の軍隊を描くとき、必ず出てくるのが政治局員。命令系統が2つあるようで、さぞソ連軍の将校は苦労したことでしょう。ソ連軍が第2次世界大戦で2千万人以上の死者を出した原因の一つは、スターリンが「血の粛清」で優秀な将校達を、多数処刑したりシベリア送りにして、ソ連軍自体が脆弱になっていた為だといわれています。
政治局員の親玉としてフルシチョフを登場させたのだったら、軍と政治の関係をもっと深く掘り下げてもよかったのではないでしょうか。ソビエトはもう無くなったし、ロシアもこの映画に参加しているわけでもないのだから、客観的にソ連軍のことが描けたのではないでしょうか。
戦争を題材にした、エンタテイメントの気がした。戦争の凄まじさとか、命の大切さとか、慣れてしまったらおしまいだ。
印象に残ったシーン:列車でスターリングラードに到着し、そこで兵士達が見た光景(彼らの表情からその視線の先に広がるものを見る側に期待させてくれる上手い手法だ。)
エド・ハリスが最後撃たれるシーン(狙撃のシーンの中で最も衝撃的だった。)ある意味エド・ハリスの映画なのではなかろうか。
戦争をテーマにした映画ながらハッピーエンドという、洋画ならではまさにハリウッド。派手でわかりやすい。ストーリーはなんかきれいにまとまっている感じがした。しかし、どんでん返しもなく、それが戦争をリアルに見せているのかこれいかに。それにしてもジョセウ・ファインズがレイフ・ファインズの弟だとは。
同時期公開のThe Cellとは対照的に、暗く抑えたトーンのシーンが全編続くけど、それで飽きさせてしまうこともなく一気に見せてしまうのは、映画の力なのかな。ジュードロウが、戦争に翻弄される純朴な青年という主人公をほんとにうまくやってます。
戦闘シーンは命の軽さを見て本当に恐ろしかった。
ナチ対共産、どちらにも堂々たる正義を感じることのできない私たちにとって、その国に生きる人々の愛国心(というよりも、愛する人々のすむ国を勝たせたいというような)を悲しくも複雑な思いで見せつけられた。
唯一のラブロマンスがぐっと映画を引き締めている。ロマンスとはいえないかも。戦場での男女の本質的な繋がりなんだろうか。
ジュードロウとエドハリス、この二人がどちらも男らしく格好良かった。
かなりの迫力があり、良かった。
これが実話だと言うこともあり感動が強かった。
ジュードロウに★
ジョセフファインズに☆
エドハリスに★
ストーリーに★☆
戦闘シーン、音楽、衣装に★で
スケールの大きいメロドラマ。「プライベートライアン」的な戦争ものかと思いきや、良い意味で裏切られました。
唯一のラブシーンは圧巻です。